sobayanoyutoの蕎麦道楽日記

大好きな蕎麦で遊んでいます

アルモンデそば(№32)~搾菜と竹輪のぶっかけ

 そば打ちを趣味としている小生の家の冷凍庫には,打った日に食べきれなかったそばの冷凍が常に保存されていますが,家人からは何とかせよとの厳命を受けることもしばしばあり,そうなりますと,小生の在宅時の昼食はほとんど冷凍したそばを食することになります。そのため,冷凍手打ちそばを何とか美味しく食べようと,その時に家に「あるもんで」いろいろと手を変え品を変え努力することとなりますが,もちろん冷凍とはいえ手打ちそばですから主役はあくまでそばであり,できるだけそばの風味を生かしつつ,何とか美味しいそばを食すべく考えたそばメニューを「アルモンデそば」のカテゴリーでこのブログに日記風に書いています。

№32 「搾菜とチクワのぶっかけ」

茶色の細かいのが搾菜です

 さて,今日も今日とて,冷凍そばを食すべく,自宅の冷蔵庫を覗きましたがこれといった物は見当たらず,というかスカスカで,牛乳とバター,チーズ,ヨーグルト,アルコール類ぐらいしか目につきません。このところ,小生も含め家人も外出勝ちで家で食事をする機会が少なかったためだろうと思いますが,こうなるとどうしたものか,「アルモンデそば」の趣旨はあくまでそこにあるもんでそばを美味しく食べよう,ということやしなあなどとつぶやきつつ冷蔵庫の奥を覗きますと,忘れ去られている搾菜の瓶詰が見つかりました。この際,甚だ手抜きではありますが食材の状況に鑑みやむなしと作り始めます。

 搾菜を細かめに刻み,葱の小口切りと合わせてぶっかけそばと和えればそれなりに食べられるだろうと考えて,冷蔵庫にアルコールのお供として残っていたチクワを薄切りにして,それらをそば(常陸秋そばの10割,2週間以上前に打ったものの冷凍)の上に載せ,自家製のそばつゆ(そばつゆも冷凍していたものです)をやや少なめにかけ回しました。

 これが意外にいけました。気温が20℃を越えていたこともあり,ぶっかけ自体が喉を通りやすかったのですが,搾菜の塩気と食感としてのコリコリ感がそばの食感とからんで美味しくいただきました。そばの具はシンプルなものに限るなあと思ったことでした。

 家人が40年働いた仕事の定年を迎え4月からは再任用というか再雇用というか,勤務日数も収入も減るもののもう少し働くとのことでした。長い間お疲れさんでした。小生の方が一足先に卒業しましたが,思えば,ともに仕事を持つ夫婦として,家族として,否応なしにお互いに支えあいつつ生きてきた40年だったなあと思います。これからも生きられる限りは,楽しくワーワー言いながらやっていければなあと思っています。