sobayanoyutoの蕎麦道楽日記

大好きな蕎麦で遊んでいます

アルモンデそば~温そば二種

 そば打ちを趣味としている小生の家の冷凍庫には,打った日に食べきれなかったそばの冷凍が常に保存されていますが,家人からは何とかせよとの厳命を受けることもしばしばあり,そうなりますと,小生の在宅時の昼食はほとんど冷凍したそばを食することになります。そのため,冷凍手打ちそばを何とか美味しく食べようと,その時に家に「あるもんで」いろいろと手を変え品を変え努力することとなりますが,もちろん冷凍とはいえ手打ちそばですから主役はあくまでそばであり,できるだけそばの風味を生かしつつ,何とか美味しいそばを食すべく考えたそばメニューを「アルモンデそば」のカテゴリーでこのブログに日記風に書いています。

№22 鶏肉そばの白みそ仕立て

そばは挽きぐるみ粉50%,二番粉25%,玄挽き粉5%,つなぎ20%で打ったものです

№23 とろろ昆布のハイカラそば

天かす(関東風には「あげ玉」)さえ入れれば「ハイカラ」です

 本日は,家人が一人昼飯時に在宅していましたので,アルモンデそばに付き合ってもらいました。例によって,冷蔵庫の中を覗きますと,鶏むね肉の照り焼きが残っていましたので,トッピングに使って「№22 鶏肉そばの白みそ仕立て」を作ってみようと考えました。鶏の照り焼きの味の濃さを考え,かけつゆが負けないように味噌ベースにすることとしました。そばつゆに味噌を使うことはあまりないのですが,白味噌を使えば甘みも出ますし,見た目も昨日の味噌汁ののこりにそばをぶち込んだようには見えないだろうと思いました。
 二品目は,小生が食する分ですが,あっさりしたものが良いと思い(鶏の照り焼きの残りがあまりなかったので),定番のハイカラそばにおぼろ昆布をトッピングして「おぼろ昆布のハイカラそば」を作ろうと考えましたが,家には「とろろ昆布」しか置いていませんでしたので「№23 とろろ昆布のハイカラそば」になりました。
 大阪などでは,職人が手仕事で昆布を面で削り出す「おぼろ昆布」を使うことも少なくないのですが,「とろろ昆布」よりはやや高価なため各家庭に常備しているようなものでもなく,今回はとろろ昆布で作ることとしました(なにせ「アルモンデ」作るそばですから)。
 冷凍手打ちそばのやや太目に切ったものを使い,つゆは昆布と鰹節で出汁を取ったものにそれぞれ調味して食しましたが,鶏そばを食べた家人が,少し太めのそばが食べ応えがあり,白味噌の甘みのあるかけつゆが鶏の照り焼きのこってり感を和らげてくれていて美味しいとのことでした。

 いよいよ冬らしい天気の日が続くようになりました。師走の風もすぐそこまで来ており何かと気ぜわしい感じがします。大阪などにいますと滅多にまともな積雪まではなかなかありませんが,小生の出身地である東北などでは既に積雪が始まってきたようで子供のころの厳しくも楽しかった冬を思い出します。