sobayanoyutoの蕎麦道楽日記

大好きな蕎麦で遊んでいます

蕎麦道楽日記~ハイカラ冷かけそば

 さて,小生などがそばを打つ際には,打ちやすさから5人前(そば粉等500㌘)又は10人前(そば粉等1㌔)ほどが打ちあがることになります。家族や友人(知人レベルを含まず。)にアテがあるときはいいのですが,そうでないときには自分で食べた残りのそばを不本意ながら冷凍せざるを得ず,小生宅の冷蔵庫の冷凍室には冷凍保存した手打ちそばが大量に保管されていることも多く,家人からは何とかせよとの厳命を受けることもしばしばあり,そうなりますと,小生の在宅時の昼食はほとんど冷凍したそばを食することになります。冷凍手打ちそばを湯がくのはやや難しいのですが,いろいろと手を変え品を変え,冷凍手打ちそばを何とか美味しく食べようと努力しています。もちろん冷凍とはいえ手打ちですから主役はあくまでそばであり,できるだけそばの風味を生かしつつ,その時に家に「あるもん」で何とか美味しいそばを食すべく考えたそばメニューを「アルモンデ蕎麦」と命名してこのブログ日記に書いてみようと思います。

 №8 ハイカラ冷かけそば

 このところの暑さから冷かけそばばかり食べているような気がしますが,本日のアルモンデ蕎麦は「ハイカラ冷かけそば」にしました。例によって,冷凍そば(常陸秋そばを十割で自分で打ったもの)を使い,「ハイカラ」の必須アイテムの揚げ玉をのせ,かまぼこ薄切りと刻み葱もあしらって自家製の冷かけだし(鰹薄削り・昆布だし・薄口醤油)を張りました。揚げ玉のエビの香りと油と食感(ポリッポリッ)が美味しくあっという間に食べてしまいました。なお,関西では,揚げ玉(天かす)はお好み焼きやたこ焼きの具として使いますし冷凍もできますので我が家では冷凍庫に常備しています。

 ところで,御承知とは思いますが,「揚げ玉(天かす)入りそば・うどん」のことを,関西では,「揚げ玉(天かす)入り」を「ハイカラ」と言いますので,「ハイカラそば(うどん)」と呼びますが,関東では,「揚げ玉入り」を「たぬき」と呼びますので,「たぬきそば(うどん)」というのが普通です。関西にも「たぬきそば」という名称はありますが関東で言う「きつねそば」のことです。元々,関西では揚げの入ったうどん・そばを「きつねうどん」・「たぬきそば」と呼んでいたとのことで,関東発祥の揚げ玉入りのそば・うどんについては「ハイカラ」そば・うどんと呼んだそうです。したがって,「ハイカラうどん」はありますが「たぬきうどん」というものはありません。ただし,関西の中でも,京都は少し違うようですがややこしくなる一方なのでまた機会があれば。