さて，小生などがそばを打つ際には，そば粉(＋つなぎ粉)５００㌘又は１㌔が打ちやすいため，どうしてもその単位が多くなり，少なくても，５人前又は１０人前ほどが打ちあがることになります。打った本人が１～２人前を食べたとしても，まだまだ結構な量のそばが残ります。家族や友人(知人レベルを含まず。)にアテがあるときはいいのですが，そうでないときには残りのそばを不本意ながら冷凍せざるを得ず，小生宅の冷蔵庫の冷凍室には冷凍保存した手打ちそばが大量に保管されていることも多く，家人からは何とかせよとの厳命を受けることもしばしばあり，そうなりますと，小生の在宅時の昼食はほとんどそばを食することになります。そこで，いろいろと手を変え品を変え，冷凍手打ちそばを何とか美味しく食べようと努力しますが，もちろん冷凍とはいえ手打ちですから主役はあくまでそばであり，できるだけそばの風味を生かしつつ，その時に家に「あるもん」で何とか美味しいそばを食すべく考えたそばメニューを「アルモンデ蕎麦」と命名してこのブログ日記に書いてみようと思います。
№６ 冷かけ湯葉そば
そば(手打ち・冷凍)の上に大葉を一枚置いて，その上に，スーパーの豆腐コーナーで売っていた「汲み上げとろ湯葉」なるものを適量載せて，自家製の冷かけ汁(きちんと引いた出汁に薄口醤油等で明るい色に仕上げた汁)をかけまわし，湯葉を少し取ってはそばと共に食べます。湯葉は濃厚な豆乳をやや固めて軽く味付けをしたもので，そばや汁の風味を邪魔せずむしろ引き立ててくれます。ただ載せるだけで期待を上回る風味となり美味しくいただきました。
次の日に，少しアレンジして，麺の上に水菜とトマトスライスを，その上に同じようにとろ湯葉を載せて少量の山葵を飾りました。そばがよく見えませんが，常陸秋そばの十割で打ち立てです(久しぶりに冷凍ではありません！)。ただし，蕎麦好きの方には，麺の上が賑やか過ぎて，相対的にそばの風味が弱くなりますので今一かなと思います。
