ここのところ,連日の猛暑が続いており,冷やした麺類が一層美味しい時期になりました。昨日,知り合いから「すだち」をいただいたので,お蕎麦屋さんなどでよく見る「すだち蕎麦」を作って食べようと思い立ちました。
いつもは大量に冷凍庫に眠っている手打ちの冷凍そばが無くなっていましたので,まず,暑い中,汗をかきつつそばを打ちました。ちなみに,今回打ったそばは,製粉会社の商品名でいいますと,挽ぐるみ粉500㌘,特選粉(いわゆる並粉とか二番粉にあたると思います)250㌘,玄挽き粉50㌘をブレンドしたものに,つなぎ200㌘のいわゆる二八そば(1㌔)ですが,冷かけにしますので,蕎麦本来の風味の濃さとのど越しを狙ってブレンドしました。
冷凍そばの湯がきと異なり,普通に沸騰後30秒ほど湯掻いたそばを素早く洗って,軽く氷水で締めて器に盛り,その上に,薄くスライスしたすだちを一面に載せて,あらかじめ冷やしていた薄口醤油で作ったかけ汁を張りました。
すだちの柑橘系の香りとほんのりとした酸味が冷かけにしたそばを引き立てており美味しくいただきましたが,何よりもすだちそばの涼しげな景色が涼を呼んでくれました。