sobayanoyutoの蕎麦道楽日記

大好きな蕎麦で遊んでいます

蕎麦に纏わり~納豆おろしぶっかけそば(冷凍)

 さて,小生などがそばを打つ際には,そば粉(+つなぎ粉)500㌘又は1㌔が打ちやすいため,どうしてもその単位が多くなり,そうしますと,少なくても,5人前又は10人前ほどが打ちあがることになります。打った本人が1~2人前を食べたとしても,まだまだ結構な量のそばが残ります。家族や友人(知人レベルを含まず。)にアテがあるときはいいのですが,そうでないときには残りのそばをどうするのかという問題が生じます。
 といいますのは,そば粉やつなぎ粉(小麦粉など)には雑菌がいないとは限りませんし,そもそも手打ち蕎麦というくらいですから手(素手)を使いますので,手にも雑菌が付着しているであろうことを考えると(最近は手袋をしてそばを打つ方もおられますが。),打ちあがったそばはその日のうちに食べるのが原則です。冷蔵庫保存で翌日が限界でしょうか。そうなりますと,打ったそばの余りをどうするのかということになり,やむを得ず冷凍保存せざるを得ないこととなります。

 小生宅の冷蔵庫の冷凍室にはやむを得ず冷凍保存したそばが大量に保管されていることも多く,家人からは何とかせよとの厳命を受けることもしばしばあるため,小生の在宅時の昼食はほとんどそばを食することになります。小生,そばは大好きですが,かといって,「もりそば」ばかりではさすがに厳しいため,いろいろと手を変え品を変え,そばを何とか食べようと努力しています。てんぷらや鴨などの美味しいそばのための定番のアイテムを使わず,普通の生活の中で,冷蔵庫にあるものや買い置きの乾物とか,いわゆるその時に家に「あるもん」で何とか美味しいそばを食したいのです。その努力のそばメニューを「アルモンデ蕎麦」と命名してこのブログ日記に書いてみようと思います。

 №1 納豆おろしぶっかけそば

納豆おろしぶっかけそば

 冷凍保存したそばは今度は解凍に悩むことになります。手打のそば麺は非常にデリケートで水分も大量に含んでいますので,冷蔵庫でいわゆる自然解凍してもなかなかうまく解凍できないこともあります。

 

10日ほど前に打って冷凍したそばです

 そこで,小生の場合は,そばを冷凍状態のまま,沸騰している鍋(5リットル以上のお湯が入っている大き目のもの)に放り込みます。すぐに蓋をして再沸騰を促しますが,10位数えては,蓋を外して菜箸で鍋底に沈んでいる固まった麺をフワッと上に軽くあおるようにして鍋底から離します。この作業を3,4回やりますと,麺がほぐれて鍋のお湯の沸騰状態に応じて中で上下に回転し始めますので,そうなったら火力を調整して麺を適宜湯がき,そのあとは通常の湯がきと同じ工程です。


 この後,本日は,納豆おろしのぶっかけそばにして食べました。盛ったそばの上に水菜を散らし,その上にタレと共に混ぜた納豆と辛み大根(自宅庭で栽培したもの)をのせて,もり用のそばつゆを少し水で割ってそばにかけまわして食しました。

 本日は最高気温が30度を超すとかいうことで真夏のような暑さでしたが,水菜の緑と納豆の茶と辛み大根の白のコントラストが涼しげで,そばも冷凍そばの割には美味しかったのでスルスルと食べてしまいました。