本年もあと二週間ほどを残すのみとなりました。ここにきてやはり冬らしい気候となり,日課の散歩に出る時間が段々と遅くなってきました。夏などは午前6時台には家を出ていたのですが,このところは午後1時台,お昼ご飯の後というのが定番です。
この時期になりますと,そば打ちを趣味にしている小生などは,同好の士は多かれ少なかれ同様だと思いますが,手打ちの年越しそばを親戚・友人などに配る(「押し付ける」の方が正しい表現かも知れませんが。)用意を始めます。毎年のことながら家族の意見に耳も貸さずにもう20年以上続けておりいつまで続くことやらですが。
配る家の数とその家族の人数に応じたそばの量とそばつゆの量,配るのは手打ちそばの消費期限からして12月30日午後と31日午前になりますので効率の良い回り方や送り方,必要な容器,相手方の都合や天候(積雪など)の確認などを事前に検討し,そば粉・つなぎ粉・打ち粉やそばつゆのための昆布・鰹節類とかえしに必要な醤油や味醂などの必要量をはじき出し事前にそろえておく作業をします。
また,そば打ちを趣味としているとはいえ,自宅でそばを打つ場合は,消費量や冷凍庫のスペースを考慮して500㌘位(約5人前)を打つ場合が多いのですが,年越しそばとなると打つべき量が多いので,1回当たりの打つ量が1㌔(9~10人前)から1.5㌔(14~15人前)ぐらいずつ打たないと間に合わないことになります。それなら2㌔でも3㌔でも打てばいいではないかと思われるかもしれませんが,家庭に置くことのできるそばの打ち台の大きさには限度があり,小さい打ち台でも理屈上は2㌔でも3㌔でも打てるのですが,そこはプロではない悲しさでそんな量のそばを打った経験に乏しく,結局1㌔から1.5㌔位に落ち着くことになります。
小生も自宅では500㌘位を打つことが多いので,年越しそば作りに備えて,1㌔を打つ練習をしておこうかと思い立ちました。以下練習時の工程です。同好の士の中には名人クラスの方もおられると思いますが,出来不出来については今更ご指導いただいても間に合いませんのでご容赦の程。
今回打ったそば粉は滋賀県産の「常陸秋そば」です。本場は茨城県産ですが,買い求めに行った製粉屋さんには置いていませんでしたので,こちらで打つことにしました。